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低音男の部屋

低音男の部屋

運命の一枚

マシンヘッド/ディープパープル

このアルバムが無ければロックはやっていなかった

中学からクラッシックや吹奏楽関連の曲しか聞いたことが無かった
当然ロックや歌謡曲、フォークソングには興味が無かった。
高ニになる前に吹奏楽部を辞め音楽への興味を失いそうになった僕に
友人が「聞いてみろよ」と貸してくれたのがこのアルバムだった。
それまでロックバンドといえばテレビで見たKISSしか知らなかったので
(KISSは怪獣やヒーロー物と音楽が合わさったみたいで面白いとは思ったが)
断ったのだが友人は「すげーから聞いてみろよ」と半ば強引に貸して
よこした。
仕方なく針を落とした僕の耳に飛び込んできた音、それは・・・
凄い衝撃だった
全身に鳥肌が立ち身震いした。
そうオープニングのHIGHWAY STAR
世の中にはこんな曲があったのか
僕のロックに対する認識は180度変わった。
人間の声を越えたようなハイトーン、スリリングなギターソロ
その時僕の脳裏に浮かんだのは何故かオーケストラだった。
これは交響曲の第四楽章だ。
ギターがバイオリンに思えた。
オーケストラがあの人数でやっていることをこの人達は5人で
やっている、とてつもなく凄いことに思えた。
その後は貪るように和洋問わずロックを聴きまくった。
良い曲はたくさんあったがあの時を越えるような衝撃は無かった。
時代が過ぎ行く中で早く弾くギタリストは続々と登場したが
いまだにリッチーブラックモアが
僕の中ではナンバーワンギタリストなのだ!



ト音





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